韓国旅行で美味しいものを食べたとき、あるいは韓国ドラマの食事シーンを見ているとき、「맛있어요(美味しい)」以外の言葉でその魅力を表現できたらいいな、と思ったことはありませんか?
実は、韓国語は日本語以上に「音」や「食感」を表現する言葉(オノマトペ)が非常に豊かな言語です。特にSNSやYouTubeの먹방(食べる放送)では、味そのものよりも「どんな音を立てて、どんな食感で食べているか」を伝える言葉が溢れています。
今回は、日常的に馴染みのある料理を例に、今日からすぐに使える韓国語のオノマトペを6つ厳選して解説します。これを知るだけで、あなたの表現力は一気にネイティブに近づきますよ!
냠냠(ニャムニャム):もぐもぐ・パクパク

まず最初に覚えたいのが、この可愛らしい響きの「냠냠(ニャムニャム)」です。日本語の「もぐもぐ」や「パクパク」に当たり、美味しそうに、そして楽しそうに食べている様子を表します。
基本的には、子どもが一生懸命ご飯を食べているときや、友だちと楽しくランチをしているときなど、ポジティブなシーンで使われます。
- 例: お弁当、ハンバーガー、サンドイッチなどの食べ物全般
SNSでの活用術
韓国のInstagramやThreadsを見ていると、美味しいお店の料理写真と一緒に「#냠냠」というハッシュタグがよく使われています。「今、美味しいものを食べてるよ!」というニュアンスを可愛く伝えられる魔法の言葉です。
私も美味しかった料理をストーリーに載せる時によく使います!
さらに、リズムを良くして「냠냠 짭짭(ニャムニャム チャプチャプ)」と言うこともあります。これは「もぐもぐ、むしゃむしゃ」といったニュアンスで、より「美味しそうに食べている音」を強調した表現になります。
- 도시락을 냠냠 맛있게 먹어요.
お弁当をもぐもぐ美味しく食べます。
쫄깃쫄깃(チョルギッチョルギッ):もちもち・コシがある

韓国人が食感において最も大切にしているといっても過言ではないのが、この「쫄깃쫄깃(ッチョルギッチョルギッ)」です。
日本語の「もちもち」との違い

日本語の「もちもち」は、単に柔らかい質感に対しても使われますが、韓国語の「쫄깃쫄깃」は、「噛んだ時に押し返してくるような強い弾力(コシ)」があるのがポイントです。
- 例: 讃岐うどん、グミ、タピオカ
一方で、日本語で言う「赤ちゃんのほっぺ」や「焼きたてのパン」のような、柔らかくてふんわりした「もちもち感」を表現したい時は、「말랑말랑(マッランマッラン)」という言葉がぴったりです。
- 例: マシュマロ、ゼリー、お餅
- 쫄깃쫄깃 = コシがあって、しっかりした弾力(うどん、タピオカなど)
- 말랑말랑 = 柔らかくて、弾力がある(マシュマロ、焼きたてのパンなど)
「しっかり噛むもの」には쫄깃쫄깃、「触れて柔らかいもの」には말랑말랑、とイメージすると使い分けがスムーズになりますよ!
意外な使い道
実は、韓国の方は日本の「讃岐うどん」が大好き。そのしっかりとしたコシを表現する時には、必ずと言っていいほどこの言葉が使われます。他にも、タピオカのあの中毒性のある食感も「쫄깃쫄깃」がぴったりです。
- 이 우동 면이 정말 쫄깃쫄깃해요.
このうどんの麺、本当にコシがあってモチモチしています。 - 갓 구운 빵이라서 아주 말랑말랑해요.
焼き立てのパンなので、とてもふわふわでもちもちしています。
3. 바삭바삭(パサッパサッ):サクサク・カリカリ

次に紹介するのは、聞いているだけでお腹が空いてくる音、「바삭바삭(パサッパサッ)」です。
軽快な「音」を楽しむ食感
水分が全くなく、噛んだ瞬間に「パキッ」「サクッ」と音が周囲に響くような食感を表します。日本語の「サクサク(軽い)」と「カリカリ(少し硬い)」の両方のニュアンスを含んでいます。
- 例: とんかつ、ポテトチップス、クッキー、揚げたての天ぷら
YouTubeでお馴染み
最近人気のASMR動画。韓国の投稿者が「チキン」や「ポテトチップス」を食べる動画のタイトルには、必ずといっていいほどこの単語が入っています。音が命の料理には欠かせない表現です。
- 돈가스 옷이 바삭바삭해서 맛있어요.
とんかつの衣がサクサクしていて美味しいです。
4. 탱글탱글(テングルテングル):ぷりぷり・ぷるんぷるん

「탱글탱글(テングルテングル)」は、水分をたっぷり含んでいて、表面がパンッと張っているような質感を表します。
「弾ける」ような感覚
先ほどの「쫄깃(もちもち)」が粘り気のある弾力なら、こちらは「弾けるような弾力」です。
- 例: 新鮮なエビ、ゼリー、シャインマスカット、いくら
マスカットを噛んだ瞬間に皮が弾ける感じや、エビを噛んだ時のあの「ぷりっ」とした感覚。これがまさに「탱글탱글」です。また、この言葉は食べ物だけでなく、赤ちゃんの肌のハリを褒める時にも使われる非常にポジティブな言葉です。
- 새우가 탱글탱글해서 씹는 맛이 있어요.
エビがぷりぷりしていて、食べ応え(噛み応え)があります。
5. 꾸덕꾸덕(クドックドッ):ねっとり・濃厚

今、韓国の若者やグルメ好きの間で最もホットな言葉といえば、間違いなくこの「꾸덕꾸덕(クドックドッ)」でしょう。
トレンドの「濃厚さ」
元々は「魚の干物が少し乾いた状態」などを指す言葉でしたが、現在はスイーツやパスタにおいて「水分が少なく、味がぎゅーっと濃縮されたねっとり食感」を指す最高の褒め言葉として定着しました。
- 例: チョコブラウニー、カルボナーラ、ギリシャヨーグルト、生チョコ
フォークを入れた時に少し重みを感じるような、あの濃厚な質感。「このパスタ、ソースが濃厚(꾸덕)で最高!」といった風に使われます。
- 이 요거트는 진짜 꾸덕꾸덕하네요.
このヨーグルト、本当にねっとり濃厚ですね。
6. 꿀꺽꿀꺽(クルッコックルッコッ):ゴクゴク

最後は、飲み物を飲む時の音、「꿀꺽꿀꺽(クルッコックルッコッ)」です。
喉越しの良さを伝える
喉を大きく鳴らして、一気に勢いよく飲み込む音を表します。日本語の「ゴクゴク」に当たります。
- 例: コーラ、麦茶、冷たいビール、スポーツドリンク
暑い日に冷たい飲み物を飲み干して、思わず「ぷはーっ!」と言いたくなるようなシーンにぴったりです。韓国では、飲みっぷりがいいことを「飲み方が美味しい」と表現することもあり、この音を立てて飲む姿は見ていて気持ちがいいものとされています。
- 목이 말라서 콜라를 꿀꺽꿀꺽 마셨어요.
喉が渇いたので、コーラをゴクゴク飲みました。
まとめ:味覚+音で、あなたの食レポは完璧!
今回は、日常生活で馴染みのある料理を例に、6つの重要なオノマトペを紹介しました。
- 냠냠:もぐもぐ(楽しそうに食べる)
- 쫄깃쫄깃:もちもち(強い弾力)
- 바삭바삭:サクサク(乾燥した良い音)
- 탱글탱글:ぷりぷり(みずみずしいハリ)
- 꾸덕꾸덕:ねっとり(濃厚なトレンド食感)
- 꿀꺽꿀꺽:ゴクゴク(勢いよく飲む)
前回の記事でご紹介した「五味(甘い・辛い・しょっぱい・酸っぱい・苦い)」に、今回の「音と食感」を組み合わせれば、あなたの食レポはもう完璧です!

【韓国語の基本五味】「美味しい」の次に言いたい!味覚の表現と代表的な韓国料理を徹底解説
韓国旅行の醍醐味といえば、なんといってもグルメですよね!
本場のビビンバ、熱々のチゲ、トレンド最先端のスイーツ…
例えば、「このトッポギは、매콤(ピリ辛)で쫄깃쫄깃(もちもち)してて美味しい!」なんて言えたら、もう立派な韓国通です。
皆さんも次のお食事の時間は、独り言でもいいので「냠냠」と言いながら、今回学んだ言葉を使ってみてくださいね。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
안녕〜♪

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