「쓰다」は韓国語の学習を初めて間もない方でも馴染みのある単語ですが、実は多義語でもあることをご存知でしたでしょうか。
多義語は一つの単語を覚えればそれぞれのシチュエーションで使える便利な単語の反面、初心者にとっては意味が多くてとっかかりにくいイメージがあるかと思います。
しかし、今回ご紹介する「쓰다」は多義語の中でも特に全ての意味がよく使われる単語の一つです。
だからこそ、この記事を読んで「쓰다」の持つ意味をしっかりと整理しましょう!
今回は多義語「쓰다」にフォーカスして「쓰다」の持つ4つの重要な意味を紹介し、それぞれ例文を交えつつ「쓰다」の使い分けをまとめていきます。
これを読めば、多義語「쓰다」の意味と使い分けが分かり、多義語の苦手意識を克服できること間違いなしなので、最後までご覧になってほしいです。
多義語「쓰다」の持つ意味一覧
まずは、多義語「쓰다」の持つ4つの意味をそれぞれ見ていきましょう。
- 書く(Write)
- 使う(Use, Spend)
- 被る(Wear on head)
- 苦い(Bitter)
それぞれの意味からも分かる通り、どの意味も日常会話で使う表現ばかりですよね。
多義語の場合だとよく使われる意味と使う場面が限られる意味もある中で、「쓰다」は全ての意味が日常でもよく使われます。
そのため、これらの意味をしっかり把握できていればかなり汎用性の高い単語になりますので、ここからはそれぞれの意味に注目して見ていきましょう。
書く(Write)쓰다

こちらは皆さんもよく知っている意味だと思います。
基本的には紙やノートに文字を書いたり、手紙や日記を綴るという意味があります。
- 공책에 직접 글씨를 쓰면서 공부하면 잘 외울 수 있어.
ノートに直接文字を書いて勉強すれば、よく覚えられるよ。 - 문자보다 편시를 쓰는 게 더 마음이 전달될 것 같아.
メールより手紙を書いた方がより心が伝わると思うよ。
また、作家が本を書いたり学生が論文を書いたりする場合も「쓰다」が使われます。
- 유명한 작가가 이번에 새로운 책을 썼대!
有名な作家が今回新しい本を執筆したって! - 다음 달까지 논문을 다 쓰고 제출해야 돼!
来月までに論文を全部書いて提出しないと!
ちなみに、「書く」という意味の類義語に「적다」と「그리다」があります。
意味は似ていますが、それぞれの単語の持つニュアンスをしっかり把握すれば使い分けることができます。
- 쓰다(書く):言葉を誰かに伝えるために書く。
- 적다(書き留める、メモする):忘れないようにパッとメモをする、書き留めるというニュアンスが強い。
- 그리다(描く):絵を描く時に使われる。
- 서류에 필요한 정보들을 다 적어 놨어요.
書類に必要な情報を書き留めておきました。 - 저는 취미로 그림을 그리고 있어요.
私は趣味で絵を描いています。
使う(Use, Spend)쓰다

「使う」という意味を持つ「쓰다」は、非常に多機能な単語です。基本的には「ある目的のために何かを消費したり、活用したりする」というニュアンスがあります。
例えばお金や時間を使ったり、道具や手段を用いる時に使えます。
- 돈을 낭비하지 말고 아껴 써야지.
お金を浪費せずに大切につかわなきゃだよね。 - 이 문제는 제대로 머리를 쓰고 풀어야 해.
この問題はしっかり頭を使って解かないといけない。
「쓰다」の類義語に「사용하다(使用する)」と「이용하다(利用する)」がありますが、それらの違いも解説いたしますね!
- 쓰다:特に口語(話し言葉)でよく使われる。
- 사용하다:少し硬い表現で、公共の場での使用や、機能としての「使用」を意味する。
- 이용하다:公共交通機関(地下鉄やバス)や施設、状況を上手く利用するなどといった、利便性を享受するニュアンス。
- 이 앱을 사용하려면 로그인이 필요합니다.
このアプリを使用するには、ログインが必要です。 - 서울에서 부산까지 가려면 KTX를 사용하시면 가장 빠르게 도착합니다.
ソウルからプサンまで行くには、KTXを利用すると最も早く到着します。
さらに、「쓰다」には「気を使う」という意味もあります。
特に「신경을 쓰다(気を使う、気にする)」は非常によく使われる表現なのでこちらもぜひ覚えておきましょう。
- 오늘은 데이트하는 날이라, 옷도 좀 신경 써 봤어.
今日はデートに行く日だから、服も少し気を使ってみたよ。 - 나를 신경 쓰지 말고 먼저 가.
私の事は気にしないで、先に行って。
被る(Wear on head)쓰다

「쓰다」には「(帽子などを)被る」という意味があります。頭の上に何かをのせたり、顔を覆ったりするというニュアンスが含まれています。
- 용의자한테 들키지 않도록 모자를 쓰고 안경도 쓰도 마스크까지 쓰고 따라갔다.
容疑者に気づかれないように帽子を被り、メガネもかけ、マスクまでして後をつけた。
このように、頭や顔に関する動作の多くは「쓰다」で大丈夫です!
また、「쓰다」には比喩的な「(罪や責任を)被る」という意味もあります。
よく韓国ドラマなどで耳にする「누명을 쓰다(濡れ衣を被る)」という表現にも「쓰다」が使われていますね。
- 내가 다 누명을 쓰고 책임졌어.
私が全ての濡れ衣を被って責任を取った。
ここまで理解できていると、一気に韓国語上級者になれた気がしますね!
苦い(Bitter)쓰다

「쓰다」には味覚の「苦い」という意味もあります。
日本語の「苦い」と同様に、味覚だけでなく「苦い思い出だ」などといった感情や状況に対しても使われます。
- 커피는 쓰니까 마실 때는 항상 설탕 아니면 우유를 넣어서 마셔요.
コーヒーは苦いので、いつも飲むときは砂糖やミルクを入れて飲みます。 - 내가 인생 쓴맛을 알려줄게!
私が世の中の厳しさを教えてやる!
「苦い」という意味を持つ「쓰다」に似た単語に「씁쓸하다」があります。
味覚や感情でもストレートに「苦い!」と言う時は「쓰다」を、苦さの中に「寂しさ、虚しさ、切なさ」が含まれるときは「씁쓸하다(ほろ苦い、後味が悪い、切ない)」になります。
- 패배의 쓴맛을 봤어.
敗北の悔しさを味わったよ。 - 남자친구랑 헤어지고 나니, 마음이 너무 씁쓸해요.
彼氏と別れてみたら、心がとっても切ないですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「쓰다」は本当に汎用的で「쓰다」を使った便利な表現もたくさんあるので、今回の記事でしっかり理解してもらえると嬉しいです!
最後に「쓰다」の意味を整理しましょう。
- 書く:편지를 쓰다, 글을 쓰다
- 使う:돈을 쓰다, 머리를 쓰다
- 被る:모자를 쓰다, 안경을 쓰다, 마스크를 쓰다
- 苦い:커피가 쓰다, 인생의 쓴맛
多義語の中でもこんなに幅広く使える「쓰다」は一度覚えてしまえばむしろ韓国語での会話の助けになってくれること間違いなしです!
これからもよく使われる多義語をご紹介し、多義語への苦手意識を少しでも克服できる手助けができたらなと思っております♪
それでは次回またお会いしましょう!
안녕!


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